クーリエ・ジャポン

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Text by Naho Shigeta

世界最多の人口を抱え、近いうちにGDP世界4位になるとされる超大国・インド。日本とは異なる制度や独特の商習慣が存在する同国でビジネスを成功させるために、どんなことを知っておくべきだろう。

インドビジネス初心者必須の基礎知識を、大人気シリーズ『決定版 インドのことがマンガで3時間でわかる本』から抜粋してお届けする。第20回は、インド人と意思疎通するコツについて。

インド人との仕事の仕方


「国際会議で一番難しいのはインド人を黙らせて日本人をしゃべらせること」というジョークがあるように、日本人からすると、インド人は押しが強く他人に口を挟ませずにしゃべり倒している印象がある。

また、日本企業にある固有のルールや暗黙の了解は、他国の人にとっては理解が極めて難しい。上海などのようにすでに日本企業が多数進出していれば、日本の状況や日本企業の理解が進んでいることもあるが、残念ながらインドにおいては日系企業は少数派であり、日本語人材も極めて少ない。

結果的に、日本で成立していた「以心伝心」を、インドで期待するのは難しい。よって、仕事をする際も、仕事の内容を伝えるだけでなく、なぜそれが必要なのかという背景情報もきちんと伝えるほうが仕事の効果は高い。

さらに「よいことはよい」「ダメなことはダメ」とはっきり伝え、なぜそれがダメなのかを教えることも重要だ。
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